ルポ・過大規模校のリアル~坂下地区登校編~

 こんにちは♪10月に入り、過ごしやすい日も増えてきましたね。

先日、NHK「首都圏情報ネタドリ!」にて、別所小が紹介されました♪

内容はともかく(笑)、自分の通う学校がテレビに映り、子どもは喜んでいました♪

ビックリしたのは、児童数が1212人だということ。

今日はルポ第1弾として、武蔵浦和駅周辺からの「リアル登校風景」をお伝えいたします!

 

 ある晴れた日。

武蔵浦和駅前を通り過ぎると、ワイワイガヤガヤ子どもたちの声が聞こえてきました。

 駅前からすでに大名行列^^
ちなみにこの大名行列は、駅前地区の約300人歩道は2列で歩く決まりになっているので、まったく列が切れません。

 そんな行列を進むと、さあ、ここでディ〇ニーのアトラクション待ち‼

…なんて冗談はさておき、これは木曽路交差点の「横断歩道を渡るための順番を待っている」子どもたちの列です。この先から駅前地区と白幡地区が合流し、約520人が一気に横断します

 

 さて、木曽路交差点で合流する前に、ここで白幡方面の登校風景も見てみましょう♪


 ここは金幸マンション裏の危険個所。カーブになっているため見通しも悪く、17号に入りたい車や自転車がバンバン通るため、2人体制で見守り活動をしています。

(「お助け隊」としてここの代行に入った時、白幡地区の子どもたちが「おはようございます!」と元気に挨拶をしてくれてパワーをもらいました♪)

 おっと、車が急に曲がってきたので、子どもを誘導。


 木曽路交差点で駅前地区と合流です。別所小の子どもたち以外にも、駅に向かう自転車、車、歩行者、岸小児童、中学生、高校生が入り乱れて大混雑。緊急車両もよく通るため、注意が必要ですね。


 お~っと、危ない!信号は青だけど、これで渡ったら横断歩道に取り残されてアウト!

交通指導員さん、学校警備員さん、見守り活動の保護者が、渡り切れるタイミングを見極め、子どもたちを制止してくれました。木曽路交差点はどのタイミングで登校班の列を区切ればいいのか見極めが難しいです。交通指導員さんにコツを聞いたところ、待ち時間表示器のメモリが「残り3つ」となったタイミングで、子どもたちにストップをかけるといいそうです♪(このメモリ、約10秒で1つ減っていくんですよ♪)

 木曽路交差点を無事に渡れた~と思ったら、渡った先も人・人・人!

そして上り坂なので、一年生は遅れつつも必死に班長さんを追いかけていました。

 坂を上り切ったと思ったら、曲がった先も上り坂。ここの坂が、低学年には特にしんどいようです。ある男の子は、「ここは天国に続く道」だなんて言っていました(笑)

腰をかがめて坂の先を見ると、空に繋がっているように見えるそうです。可愛いですね♪

 坂を越えると、やっと南門に到着!校長先生が「おはようございます!」とお声掛けをしてくださいます♪「明日は遠足だから楽しみなんだ~!」なーんて、校長先生に教えてくれた2年生も^^

 

 今回、過大規模校の「リアル登校風景」をお見せしましたが、1212人の子どもたちが毎日元気に安全に登校することは簡単なことではないと、つくづく実感しました。

 しかし、子どもたちを見守る「たくさんの目」によって助けられていることもたくさんあります。この日も、途中で具合が悪くなった子のランドセルをボランティアさんが持ち、学校まで付き添っている姿を見かけました。

 ものすごい児童数を抱えながらも、大きな事故なく登下校できているのは、地域の方のご協力はもちろん、先生方や、毎朝見守ってくださる交通指導員さん、学校警備員さん、防犯ボランティアさん、そして登校班に付き添ったり、見守り活動にご協力してくださる保護者の方々のおかげです。子どもたちのために、いつも本当にありがとうございます!